オフィスの緑化=バイオフィリックデザイン とは?

投稿日:2024.08.05  更新日:2024.09.30

導入事例:株式会社アイネット

今話題のバイオフィリックデザインとは?

最近、バイオフィリックデザインという言葉を耳にすることが多くなってきました。バイオフィリックデザインとは、自然を感じる要素や素材を採り入れたインテリアデザイン手法のことをいいます。

オフィスで1日中仕事をしていると、疲れますよね?
想像してみてください。あなたがコンクリートむき出しの無機質な空間で1日中仕事をしている姿と、植物などの緑に囲まれ、爽やかな香りと小鳥の鳴き声のようなBGMが聞こえる中で仕事をしている姿を。

どちらがリラックスして仕事に取り組め、1日が終わった時の疲労度が少ないかは、言うまでもないでしょう。そうです。人間は本能的に「自然と結びつきたい」と感じている生き物で、自然を感じながら仕事をすれば心が落ち着き、集中力や創造力がアップすると言われているのです。

あのスターバックスさんも、表参道店でバイオフィリックデザインを採用したと話題になりました。お客様にいかにリラックスしてカフェを利用していただけるかを研究した結果、バイオフィリック=緑化がポイントだろう、となったのでしょうね。

導入事例:株式会社ユーザベース

オフィスの緑化=バイオフィリックデザインにはどんなものがあるの?

自然界において生き物は、今自分がリラックスしても問題がないかどうかを視聴覚すべてから入ってくる要素で総合的に判断します。目・耳・鼻・皮膚などから入ってくる情報で「今自分の周りには危機的状況はない。目を閉じて寝ていても天敵には襲われなさそうだ」と感じられるとリラックスするのです。

オフィスにおいてバイオフィリックデザインを採用する際は、光・音・色・香り・感触などの要素を盛り込み、社員がリラックスできる環境をいかに創りあげるかを検討するとよいでしょう。

最近は「Well-being」とも言われますが、社員が働きやすい環境を整えられるかどうかは、経営者にとって非常に重要な能力と言えます。

社員がオフィスでリラックスできるバイオフィリックデザインの例としては、

  • 強く、まぶしい光ではなく、できるだけ自然光に近い色と強さの照明で攻撃心をなくす
  • 静かな波の音や川のせせらぎ、小鳥のさえずりなど、自然界の音をBGMとして流す
  • オフィスの壁も白黒ではなく、ウッディーな色やパステルカラーなどを採り入れる
  • ほのかな柑橘系や「フィトンチッド」と呼ばれる植物から発散される香りのアロマを炊く
  • 目線の高さに多くの植物を配置して、いつでも自然を感じさせる
  • イスやソファにはできるだけ柔らかさを感じさせる素材を使う
  • 温度と湿度を適度に保ち、オフィス全体に潤いをもたらす

などが挙げられるでしょう。

導入事例:株式会社DINOS CORPORATION

バイオフィリックデザイン専門チームによる研究

当社ではバイオフィリックデザインの専門集団である「バイオフィリックデザインワークス」を立ち上げ、どうしたら働く人々がリラックスして仕事ができる環境を創り上げられるのかを、日々研究しています。

研究結果をもとに、少しマニアックと思われるかもしれませんが、以下のようなことを実施・ご提案しています。

【BGM】

  • オフィスで流す自然界の音は、四万十川や小豆島で実際に録音
  • 季節や時間帯により音も変わるので、年に何度も、丸一日かけて「本当の音」を収集
  • 自然界では朝昼晩で鳴く鳥の種類が変わるので、オフィスで流す鳴き声も時間帯で変更
  • これらをハイレゾ(ハイレゾリューションオーディオ)でオフィスに流す

【視覚効果】

  • 間仕切りを兼ねたウォータースクリーンに本物の水を流し、あえて不規則性を演出
  • ゆらゆらとした水の動きから“1/fゆらぎ”のヒーリング効果を期待
  • ハチの巣の六角形を模した「自然界にある複雑な規則性」をモチーフにしたカーペットを使用
  • 樹木や葉、木目のような自然界にある形や模様をモチーフにした壁紙を張る
  • ナチュラルな天然木の化粧パネルを壁に這わせて自然観を演出
  • 自然光に寄せるため、日中は明るく、夕暮れには徐々に照度が落ちるように照明を設計

バイオフィリックデザイン=植物をたくさん置けばOK、ではありません。
当社ではバイオフィリックデザインのエキスパートである建築家をパートナーに迎え、どうすればオフィスで働く人々がリラックスできるのかを、日々研究しています。

オフィスの緑化=バイオフィリックデザイン導入時の注意点

「お、なんとなくバイオフィリックって良さそうだな」と思っていただいた方、ありがとうございます。
もし貴社で採用される際は、以下のような点にお気をつけください。

1.専門業者に相談する
先ほど少し触れましたが、バイオフィリックデザイン=植物をたくさん置けばOKと短絡的な勘違いをしている業者も多く存在します。もしバイオフィリックデザインを採用される場合には、経験豊富な私たちのような専門業者にご相談ください。

2.管理会社への確認を怠らない
そもそも植物をオフィスに置いても良いのか、独自のBGMは流せるのかなどを、管理会社へ事前に確認なさってください。
オフィス移転やリニューアルの際は、工事を委託している業者に確認をしてもらうのも良いでしょう

3.導入後のメンテナンス・管理を怠らない
特に植物を多くオフィスに配置する際は、水やりや虫の発生などに注意が必要です。全社一斉でとった長期休暇後に出社してみたら、植物がすべて枯れていたり、コバエが大量発生してしまっていた、ということの無いように、誰がいつどうやって管理していくのか、などのルールを決めることをおすすめします。

まとめ:なぜオフィスにバイオフィリックデザインを採用するとよいの?

最後にオフィスの緑化=バイオフィリックデザインを採用することのメリットをおさらいしておきましょう。

【バイオフィリックデザイン採用によるメリット】

▼社員がリラックスして仕事に取り組むことができる
▼そのため集中力や創造性が高まる社内にコミュニケーションと
アイディアが自然発生する
▼社員の満足度と帰属意識が高まり、出社率が高まり、離職率が下がる
▼会社の雰囲気と業績が高まる

いかがでしょうか?今オフィスにいらっしゃる方はぜひ周りを見回してみてください。
「うちの会社もバイオフィリックデザインを採用したら面白いかもしれないな」と感じていただけたら幸いです。

もしよろしければ、当社オフィスがどのようにバイオフィリックデザインを採用し、活用しているのかを体感していただける「オフィスツアー」も開催していますので、お気軽にご相談くださいね!

 

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