オフィスのレイアウトを変えると業績がアップする?

投稿日:2025.03.26  更新日:2025.03.27

導入事例:戸田ビルパートナーズ株式会社

オフィスレイアウト・デザイン事例集

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オフィスレイアウトを変更する企業が増えている

コロナ禍以降、テレワークと出社を組み合わせた「ハイブリッドワーク」を導入する企業が増加しています。

オフィスの移転やリニューアルを検討する企業の中には、オフィス内に在籍人数分の机と椅子を配置していたものの、ハイブリッドワークの導入により出社人数が日々変動するため、思い切ってレイアウトを変更したいと考える方が多くいます。

実際、企業に適したオフィスのレイアウト変更を行うことで、コスト削減やイノベーションの促進にも繋がるのです。

では、適切な『オフィスレイアウト』とはどのようなものであるべきかをご紹介いたします。

オフィスレイアウトを変更するメリット

まずは企業がレイアウト変更を行うメリットから整理してみましょう。

 

業務効率化

レイアウト変更の1つ目のメリットは、業務効率化です。
これはシンプルな考え方で、例えば、コピー機とシュレッダーが別々の場所に配置されている場合を想定してみてください。

重要な内容が記載された書類をコピーした後に誤りを発見した場合、その書類はシュレッダーにかけますよね。

もし、これらの機器が離れた場所に配置されていると、わざわざ移動をして作業をする手間が生じます。
しかし、機器を同じ場所にまとめて設置をしなおすことで、従業員の無駄な移動が減り、業務の効率化が図れます。

日々の業務において、何気なく感じる「無駄」や「面倒」と思われる作業があれば、それをレイアウト変更によって解消できるかどうかを考えることも、有益なアプローチと言えるでしょう。

 

働き方改革の促進

レイアウト変更の2つ目のメリットは、働き方改革の促進です。

従来の固定席制を廃止して、従業員が自分の好きな席で仕事をできるフリーアドレスや、その時々の業務内容と気分に合わせて働く場所を自分で決めることができるABW(Activity Based Working)を導入したりすることなどで、多様な働き方を実現することが可能になります。

これは、「従業員は会社の監視下で脇目も振らずにひたすら働き続けるべきだ!」というような古い価値観ではなく、従業員自身の裁量で働く場所と仕事の仕方を選ぶことを促進する考え方です。これはまさに、働き方改革の一環と言えるのではないでしょうか。

導入事例:アステリア株式会社

 

コミュニケーションの活性化

レイアウト変更の3つ目のメリットは、コミュニケーションの活性化です。オフィスのレイアウト変更による最大のメリットは、コミュニケーションの活性化であると言えるでしょう。

各部署で島型に配置をされて執務をしている場合、他部署の従業員との交流は休憩室やトイレなど、限られた場面でしか生まれないことが多いのではないでしょうか。

そこで、フリーアドレスを導入したレイアウトにすることで、「今日はマーケティング部の人の隣に座ったので、なんとなく話をしてみた」「一昨日は他の営業部の人と仲良くなって、そのままランチに行った」など、これまではあまり交流を持てなかった他部署の人とのコミュニケーションが、自然に生まれやすくなります。

また、「その調査ならうちの部署が2か月くらい前に外注した際のデータがあるから、それを使えば時間も費用も短縮できるんじゃない?」といった思わぬ連携も生まれるでしょう。

さらに、フリースペースで仕事をしていれば、従業員が通り過ぎた際に気軽に話しかけることができ、その場で簡単なミーティングが始まるといったことも多くあります。

 

コストの削減

レイアウト変更の4つ目のメリットは、コストの削減です。

実は、部署ごとに各1台保有していた複合機などが、フリーアドレス化によって不要になり、コスト削減につながったという事例も多くあります。また、例えば19時以降はこのスペースの電気と空調は消して、社内に残っている従業員は別の場所に集まって仕事をするといった工夫を施すことで、毎月の電気代の削減にも寄与することができます。

従業員一人ひとりの業務パフォーマンスが最大化し、コスト削減もできるのならば、結果として会社全体の業績向上にもつながることでしょう。

オフィスレイアウトの具体的なパターン6選

ここからは、具体的にオフィスのレイアウトはどのような種類があるのかをご紹介いたします。

※今回ご紹介するレイアウトはあくまで一例となります。
それぞれの企業様の什器サイズや部屋自体のつくりによって異なりますので、詳しいレイアウト手法については、ぜひ清和ビジネスにご相談ください!

 

対向型レイアウト

対向型レイアウトとは、向かい合わせに配置された机を並べて島を形成するレイアウトです。

従来の日本企業型レイアウトで最も一般的に見られるもので、同じ部署やグループの従業員同士でデスクを向かい合わせに配置し、一番奥には上長が座ることが多くあります。

対向型レイアウト

 

 

背面型レイアウト

背面型レイアウトは、対面型の逆で、従業員が背中を向けあって座る配置となっています。

各自のパソコン画面などが振り向かないと見られないため、プライバシーが確保しやすいという特徴があります。

また、対面型と異なり、通路スペースを最小限に抑えることができるため、狭いオフィス空間に多くの人数を配置したい場合などに適しています。

背面型レイアウト

 

同向型レイアウト

同向型レイアウトは、スクール型ともいわれる配置で、主にコールセンターなどで採用されています。

システム開発やデータ入力といった業務において、集中して業務に取り組みやすい型と言えます。

同向型レイアウト

 

ブース型レイアウト

ブース型レイアウトとは、パーテーションなどで各机を囲み、個人のブース席として配置するレイアウトです。

特に、Web会議が多い企業などで多く採用されています。各席が囲まれているため、席効率はやや低下しますが、個々の集中力を高める環境が整い、業務に集中しやすくなります。

ブース型レイアウト

 

クロス型レイアウト

クロス型レイアウトとは、デスクの位置や向きを縦横に交差させて配置するレイアウトです。

この配置により、通路がジグザグになるため、動線が固定化されるのを防ぎます。また、従業員同士が自然に目をあわせやすくなるため。コミュニケーションの促進を狙えます。

クロス型レイアウト

 

 

ブーメラン型レイアウト

ブーメラン型レイアウトは、デスクを120度の角度で配置するスタイルです。

この配置により、複数のモニターを使用したり、資料を広げて作業するスペースが確保されるため、集中して業務に取り組むことができます。

また、デスク同士が適度に距離を置かれることで、個々の作業空間を保ちながらも、必要なときにはコミュニケーションを取りやすい環境が生まれます。

ブーメラン型レイアウト

 

オフィスのレイアウト設計について、より詳しく知りたい方は下記の記事も併せてご覧ください。

>>オフィスレイアウト設計の考え方とは?基本パターンや事例をご紹介 | hataraku

清和ビジネスのイチオシは対向式の「4人島レイアウト」

対向式の「4人島レイアウト」とは?

これまで、多くの企業のオフィス移転やリニューアルをサポートしてきた清和ビジネスの推奨するレイアウトは、対向式4人島レイアウトです。

対向式レイアウトと4人島を組み合わせることで、いずれの席にも必ず導線が配置されるレイアウトになります。

対向式4人島レイアウト

 

 

4人島レイアウトのメリット

 

コミュニケーションの活性化

各席には必ず通路が配置されており、さらに互い違いに配置されているため、従業員の表情が見えやすく、通路側から容易に声をかけることができます。

自席周りでのちょっとしたミーティングや報告・連絡が増えるため、会議室の予約をする手間もなくなります。

この配置は、従来の島型レイアウトにおける「話しかけにくい」「コミュニケーションがとりにくい」といった課題を解消することができるため、効果的なコミュニケーション促進を実現します。

 

健康促進

デスクを縦と横にクロスして配置することで、デスクの位置により導線が複雑になり、自然とオフィス内を歩く距離も増えて健康的です。

 

4人島レイアウトで立って働こう!

4人島レイアウトにした上で、立って働く(スタンディングワーク)ことにより、さらなるコミュニケーション・健康の促進ができます。詳しくは下記からご覧ください。

>>スタンディングワークがもたらす効果とは?

レイアウト変更前に取り組むべき3つのこととは?

企業に最適なオフィスレイアウトに変更することで、さまざまな効果を得ることができることをお伝えしましたが、実際にレイアウト変更を実施する前に取り組むべき3つの重要なポイントをご紹介いたします。

 

今のオフィスの課題を明確にする

なぜレイアウト変更が必要なのか、その理由(Why?)をを繰り返し問い直し、課題を明確化しましょう。例えば、ある企業では、実際にオフィスを利用する従業員の悩みを解決し、理想的なオフィス環境を実現するためにアンケートを実施して課題を明確化していました。

 

ペーパーレスなどのシステム導入を検討する

レイアウト変更を実施する際は、引っ越し作業が必須となります。このタイミングで、紙の資料をデータ化したり、電子押印や電子精算システムを導入したりすることをおすすめします。

テレワークでも必要な資料がすべてデータ化され押印もシステム上で完了できるようになれば、資料探しや押印のために出社する手間を省くことが可能になります。

 

レイアウト設計を入念に行う

実際にレイアウト変更を進める際には、予算やコンセプト、デザインなどを総合的に加味しながらプロジェクトを進行させる必要があるため、貴社単独でアイデアを具体的な設計に落とし込むのは難しいかと思います。

もし清和ビジネスにご相談をいただければ、貴社の方針やご要望、レイアウト変更を思い立った背景などをヒアリングした上で、アイデアを最適なレイアウトにしていきます。ぜひ、私たち清和ビジネスにご相談ください。

オフィスのレイアウト変更は清和ビジネスにお任せください!

オフィスレイアウトは企業にとって非常に重要な要素です。ただ単に、オフィスに席数を増やすことに重点を置くのではなく、いかに限られたスペースを効率的に活用するかがポイントとなります。

清和ビジネスでは、お客様の要望を丁寧にヒアリングしたうえで、物件選定から設計、什器の導入までトータルでサポートしています。

もちろんレイアウト設計もご提案しており、いまある什器をそのまま活用して組み合わせるといったことも実現できますので、お気軽にご相談ください!

 

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