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オフィスに個室を導入するメリットとは?具体的な方法や注意点もまとめて解説
投稿日:2026.09.16 更新日:2026.09.16
この記事でわかること
- オフィスに個室を導入するメリットやデメリット
- 個室導入の方法や設置スペースの確保ポイント
- 法規や天井仕様に関する注意点と、計画的な導入方法
はじめに
本記事では、オフィスに個室を導入するメリットやデメリットをはじめ、パーテーションや個室ブースを用いた具体的な実現方法まで分かりやすく解説します。
導入時のポイントや消防法をはじめとする法規上の注意点も網羅的に紹介しているため、自社の働き方に最適なオフィスレイアウトの構築に役立ててください。
そもそもオフィスに個室を設けるとは
オフィスに個室を設けるとは、執務スペースの一部または全体を仕切り、周囲の視線や音を遮断した独立空間を設けるレイアウトの変更を指します。
従来のオープンな空間から、プライバシーが守られた環境へ移行させる取り組みです。個室を導入することで、集中して業務に取り組める環境を整えられます。

オフィスに個室を設けるニーズが高まっている背景
近年、オフィスに個室を設けるニーズが高まっている背景には、テレワークの普及があります。Web会議やオンライン商談の機会が急増したことで、周囲の雑音や音漏れを防ぐ環境が必要となりました。また、執務室での会話による集中力の低下を防ぎ、1人で作業に没頭できる空間の確保が求められています。
オフィスに個室を導入するメリット
オフィスに個室を設けることで、業務の生産性向上や情報セキュリティ対策など、多くのメリットが存在します。具体的には、以下の3つの利点が挙げられます。
作業効率の向上
周囲の視線や会話などの雑音を遮断することで、従業員が担当業務へ深く没頭できる環境を構築できます。周囲の動きに気を取られることなく目の前の作業に集中できるため、思考が中断されず、業務の処理スピードや精度の向上が期待できます。結果として、組織全体の生産性アップにつながります。
Web会議に適した環境の整備

個室を設けることで、Web会議やオンライン商談に適した環境を整えられます。オープンな空間では周囲の環境音や他者の会話がマイクに入り込んでしまいますが、遮音性の高い個室であれば静かな環境を確保できます。また、周囲への音漏れを心配することなく発言できるため、相手との円滑なコミュニケーションが可能になります。
情報漏洩のリスクの回避
機密情報や個人情報を扱う際、個室を利用することで盗み見や情報漏洩のリスクを低減できます。オープンな執務室では、パソコン画面の意図しない閲覧や、Web会議中の会話音声から重要な情報が外部へ漏れてしまうおそれがあります。壁で囲まれた空間を確保することで、セキュリティ面での安全性を確保できます。
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オフィスに個室を導入するデメリット
オフィスに個室を導入することにはメリットがある一方で、デメリットも存在します。導入検討時には課題への対策を考慮することが重要です。

パーテーション等の設置スペースの確保
個室を配置するにあたり、一定の設置スペースの確保が必要です。限られたオフィス面積の中に個室ブースやパーテーションを設置すると、執務エリアや共有動線が狭くなる可能性があります。導入する際は、従業員の移動動線や既存のデスク配置に悪影響を与えないよう、全体の計画を慎重に立てる必要があります。
所在確認の手間
個室を設けることによって周りからの視線が遮られるため、執務中の従業員の所在確認や状況把握に手間がかかる場合があります。オープンな空間とは異なり、誰がどこで作業しているかを一目で確認しづらくなります。
対面での声かけもしにくくなるため、チャットツールなどの活用により連絡体制を整える必要があります。また、従業員の位置情報をリアルタイムで把握できるシステムや座席管理システムなど、最新のICTツールをあわせて導入することで、こうした課題を解決できます。
オフィスに個室を導入する方法
オフィスに個室を導入する方法として、主に3つの方法があります。自社の目的や予算に合わせて選択することが重要です。
パーテーションの設置
パーテーションの設置は、既存の空間を仕切って手軽に個室を構築する手法です。移動やレイアウト変更が簡単なローパーテーションから、床や天井へ固定して高い遮音性を実現する施工型パーテーションまで複数の種類が存在します。将来的なオフィスのレイアウト変更や拡張へ柔軟に対応できる点から、導入しやすい選択肢といえます。

造作壁の設置
造作壁の設置は、を用いて本格的な壁を新設する手法です。遮音性や防音性に非常に優れており、オフィスの内装デザインに合わせた自由な仕上げが可能となります。機密情報を扱う部屋や役員室などへの設置に適しています。ただし、ほかの手法と比較して施工期間が長期化し、導入費用も高くなる傾向があります。
個室ブースの設置
個室ブースの設置は、ボックス型の設備を執務室内に配置する手法です。大規模な内装工事を伴わず、製品を設置するのみで独立した空間を構築できます。
たとえば、遮音や吸音、照明、換気機能を備えたフルクローズタイプの完全個室ブース「テレキューブ」などが代表的です2人用や4人用といったサイズ展開もあり、サブスクリプションサービスを活用して手軽に導入できるケースもあります。Web会議や短期の集中作業に適した環境を素早く用意できるため、近年多くのオフィスで導入が進んでいます。必要に応じてレイアウト変更時に設置場所を動かすことも可能です。
<関連記事>オフィスレイアウトの基準寸法とは?通路幅・デスク間の適切な寸法を解説 | 清和ビジネス
写真:株式会社ニコン
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パーテーションの種類
パーテーションには、主に2つの種類が存在します。設置目的や用途に合わせて適切な種類を選択することが重要です。
ローパーテーション
ローパーテーションは、床や天井に固定せず、床の上に直接置いて仕切る簡易的な種類です。施工工事が不要で手軽に移動やレイアウト変更を行える点がメリットとなります。高さや素材の種類も豊富で、周囲の視線を遮る目的や簡易的な仕切りとして適しています。ただし、天井との間に隙間ができるため遮音性は高くありません

写真:株式会社レイ
施工型パーテーション
施工型パーテーションは、床や天井に部材を固定して独立した壁を設置する施工方法です。アルミパーテーションやスチールパーテーションなどの種類が存在します。天井までしっかりと塞ぐことで高い遮音性や防音性を確保でき、機密性を要する会議室や個室の構築に適しています。導入時には専門的な設置工事が必要となります。
オフィスに個室を導入する際のポイント
オフィスに個室を導入する際は、事前の計画が不可欠です。確認すべき具体的なポイントについて解説します。
課題を事前に抽出しておく
現状のオフィスにおける課題を明確に抽出することも極めて大切なポイントです。周囲の視線や雑音によって作業効率が低下しているのか、あるいはWeb会議の音漏れやスペース不足が問題なのかを事前に把握します。自社が直面している課題を具体的に特定することで、個室の導入によって解決すべき優先順位を正しく設定できます。
目的・用途を明確化する
まずは、オフィスの個室を設置する目的や用途を明確にする必要があります。Web会議用、1人で作業に没頭する集中用、または機密情報を扱う商談用など、利用用途によって求められる防音性や設備が変化するためです。目的を明確に具体化させることで、導入すべき個室の種類や必要な機能を的確に選定することが可能となります。
必要な個室の大きさ・条件を確認する
用途や課題に合わせて、必要となる個室の大きさや利用条件を設定します。1人用のコンパクトなブース型か、複数人で利用する会議室タイプかによって必要な床面積が大きく変化します。
また、設置台数や利用者の移動動線、電源・通信設備の配置条件についても、実際の運用のしやすさを深く考慮して計画を立てる必要があります。

オフィスに個室を導入する際の注意点
オフィスに個室やパーテーションを設置する際には、法規や設備に関して注意すべきポイントが存在します。事前に確認が必要です。
関連する法規
オフィス内に個室やパーテーションを新設する際は、消防法や建築基準法などの関連する法規を満たす必要があります。特に天井まで隙間なく施工するタイプの個室を設置する場合、独立した1つの部屋とみなされます。火災報知器やスプリンクラー、排煙設備などの設置・変更工事が法律上必要になるケースが存在するため、事前の確認が必要です。
天井の仕様
オフィスの天井の仕様についても、個室の導入前にしっかりと確認する必要があります。天井の高さや形状、空調設備や照明器具の位置によっては、希望するパーテーションや個室ブースを設置できない場合があります。また、天井と固定する施工型パーテーションでは、天井裏の構造部材への施工工事が必要になる場合もあります。
まとめ
オフィスに個室を導入することは、社員の作業効率向上やWeb会議環境の整備、情報漏洩リスクの低減など多くのメリットをもたらします。一方で、設置スペースの確保や社員の所在確認といった課題への配慮も欠かせません。
オフィスに個室を導入方法としては、パーテーションや造作壁、個室ブースの設置といった選択肢が存在します。導入にあたっては、自社の導入目的や解決すべき課題、必要な大きさを明確にすることが重要なポイントです。さらに、消防法や建築基準法などの関係法規や天井の仕様に関しても、事前確認を徹底した上で計画を進める必要があります。
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