Interview
入社後1~2年はオフィスの設計・デザイン業務に従事し、主にレイアウト作成を担当。その後、デザイン部門に配置転換し内装計画の分野でキャリアを積み上げる。2019年8月からは福岡支店に異動したことで、より多岐に渡る仕事を経験し今に至る。
- ※この社員インタビューは新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンラインで実施いたしました。
部署の業務内容と担っている役割
オフィス移転に伴う設計業務全般に携わっており、東京本社にて2年勤務した後、現在は福岡支店に勤務しています。
各物件の対応スケジュール調整やデザインワーク、業者との打ち合わせといった社内業務に加え、時には客先に出向いてヒアリングや提案を行ったり、物件の現地調査をしたりと、業務範囲は多岐にわたります。
福岡支店が扱う案件は、東京に比べて小規模なボリュームのものが多いですが、支店の人数も少ないため、社員一人が担当する範囲はむしろ広くなります。私も福岡に来てからさまざまな経験を積むことができており、自分自身のスキルアップにつながっていると実感しています。
最も印象的なエピソード
コロナ禍以降、新しい生活様式に基づいたオフィスづくりをお客様から求められることが増えていますが、最近担当した公共施設の改修工事もテレワークに特化した案件でした。
具体的には、廃校になった小学校をテレワーク専用のオフィスに改修するという内容で、私は設計と工事監修に携わらせていただきました。お客様に提案するまでのスケジュールが非常にタイトで、睡眠時間を削るなど身体的にきつかったことも忘れられませんが(笑)、それを上回る価値ある経験ができたと、非常に印象に残っています。
周辺地域に住まう方々にとって、本格的なテレワークを行う初めての場になるということで、感染症対策を徹底したつくりにするために試行錯誤を繰り返しました。Web会議を行うための防音ブース設置や、ソーシャルディスタンスを確保できるテーブルの配置やサイズなど、お客様からの要望を最大限に取り入れつつ、コスト面とのバランスに悪戦苦闘。無事に竣工できた時は、感無量でした。
最近では、このようなコロナ対策を講じたオフィスの引き合いが、ますます活発化しています。この案件で得られた知見を活かし、自分なりの設計・デザインの強みとしていければと思っています。
やりがいや達成感を感じる瞬間
設計・デザインを行う際に、実際にオフィスを使われる社員の方々と何度も打ち合わせを繰り返し、方向性を定め、施工後の確認で喜んでいただけた時は、大きなやりがいを感じます。
こうしてできたオフィスは、皆の“思い”が詰まった空間そのものですので。
設計者としては、自分の思い描いたデザインが実際のカタチとなり、たくさんの方が使ってくださっていることを想像することが、一番の喜びですね。
最初に感じた「仕事の壁」
新人の頃は“報連相(報告・連絡・相談)”のタイミングが分からずに、悩んでいました。
忙しそうな上司の時間を割いて相談すべきことなのか、自分で解決しなければいけないのか、報告はどこからどこまですればよいのか・・・。そして入社2年目の時に、報連相のタイミングを誤ってしまい、大きなミスを犯してしまったことがありました。
ある案件で一部設計変更があったのに、業者さんに口頭で伝えず、そのまま図面を渡してしまったのです。現場で初めて業者さんが変更に気づき、「このままだと見た目が変わってしまう」と大混乱に。設計変更をした時点で一言上司に報告しておけば、必ず口頭で指示するようアドバイスをくれたはずで、問題も起きなかったでしょう。
結局、その現場は予定よりもスケジュールが押してしまい、多くの方に迷惑をかけてしまいました。この経験から、今は些細なことでもすぐに報連相を行うようにし、情報共有の徹底に努めています。
所属部署・グループの雰囲気
一言でいうと非常にアットホームで、柔らかい雰囲気があふれ出ているような方が多い職場です。
福岡という土地柄なのかもしれませんが、私自身は関東出身で最初の勤務地も東京だったため、転勤してきた当初はあまりの県民性の違いにとても驚きました。打ち合わせ時にも常に笑い声が混じるような感じで、冗談を交わしながら仕事が進んでいきます。時折大きく脱線してしまうのが玉に瑕ですが、和やかなムードで働くことができ、職場環境には恵まれていますね。
清和ビジネスのここがすごい!
社内に、各分野のプロフェッショナルが揃っているところです。
デザインを進める上で、分からないことや疑問点が出てきたときも、「あの人に聞けば分かる」という相談相手が必ず見つかります。とくに私は、東京と福岡の両拠点に人脈があるので、さらに有利かもしれません。時間さえ合えば、疑問を解消できるまでとことん付き合ってくれる、面倒見の良い先輩が多い職場です。
清和ビジネスは、プロフェッショナルが集まる会社だからこそ、どの案件に対してもワンストップで優れた提案ができるのだと思います。
自身の就職活動について
最初からオフィス業界に絞って就活を行い、同業他社を含め6社ほど受けました。
社会人になると多くの方が1日の大半を過ごすことになる、“オフィス”という空間づくりに強い興味があったからです。
清和ビジネスに入社を決めた理由
会社説明会やオフィス見学で本社を訪れた際に、社員の方々の雰囲気が和やかでありつつも、締めるところは締めるといった感じで、メリハリがあるところに惹かれました。
もし無事に入社できたとして、自分がこの一員として加わっていることを想像した時に、とてもワクワクしたのを覚えています。自分が働いているイメージがすっと沸いてくる会社とは、相性がいいのかもしれませんね。
5年後、10年後のビジョン
オフィスに求められる役割や機能は年々多様化し、お客様のニーズも複雑化しています。
打ち合わせから得られる表面的な要望だけでなく、その言葉の裏にある潜在的なニーズまでをも引き出して、デザインに反映させられるようにしていきたいです。例えば、開放的なスペースを希望されている場合でも、お客様の考えと自分の考えが完全に一致しているとは限りません。“開放的”というワードからお客様が真に求めているものは何か、そこまでを掘り下げて考えるクセを付けたいです。
お客様が喜んでくださることが、何よりのモチベーションとなりますので、より多くの笑顔を生み出せるよう、今後も設計業務に真摯に向き合っていきます。
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8:45
- 出社
- まずはメールチェックとスケジュール確認を行います
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9:00
- 部内ミーティング
- 案件業況の確認と、物件担当の変更等を情報共有。談笑しながら和気あいあいとした雰囲気です
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9:15
- 社内業務
- メール返信を終え、営業担当者との打ち合わせ
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10:00
- 作図作業、デザインワーク
- 現在取りかかっている、各案件のデザイン図面作成
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12:00
- ランチ
- 情報交換を兼ね、同僚と外食ランチに。食後は、物件の参考になる雑誌をデスクで閲覧
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13:00
- 客先打ち合わせ
- コロナ対策として間仕切りのあるデスク導入について、お客様とリモート会議
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15:00
- 作図作業、デザインワーク
- 午前中の続きで、ひたすら図面作成を進めます
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17:00
- 部内ミーティング
- 各案件の進捗を確認して残作業を振り分け、一人に負担がかからないようにします
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17:30
- 作図作業、デザインワーク
- 会議後は、また図面作成にとりかかります
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19:30
- 退社
- 一区切りついたので、業務終了。今日は少し帰りが遅くなってしまった・・・